山村集落における伝統的景観保存への住民の反応

山村集落における伝統的景観保存への住民の反応

レコードナンバー622344論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019031NACSIS書誌IDAA11307929
論文副題京都府美山町における伝建地区の指定を事例として
著者名岩松 文代
藤掛 一郎
書誌名森林研究 = Forest research, Kyoto
別誌名For. res., Kyoto
森林研究
発行元京都大学大学院農学研究科附属演習林
巻号,ページ72号, p.25-33(2000-12)ISSN13444174
全文表示PDFファイル (1618KB) 
抄録伝統的な山村集落の景観は今や希少な存在であり,近年その保存を望む声が高まっている.しかし,集落景観を保存するには,そこに住む住民の同意が得られなければならない.本研究で取り上げる重要伝統的建造物群保存地区(以下,伝建地区)は,文化庁によって選定される.しかし,市町村における地区指定が前提であり,地区全戸の同意が必要とされる.そこで本研究では,1993年に伝建地区の選定を受けた京都府美山町北集落と,同時期に町によって指定への賛否が住民に問われたものの,住民の同意が得られずに地区指定に至らなかった同町下平屋集落,南集落を対象に,指定への賛否に関する住民の合意形成がどのように進んだかを比較,考察した.その結果,地区指定への同意が得られるためには,集落景観の保存が集落により大きな利益をもたらすことが保証されること,また,集落の住民の間でより公平に利益が確保されることが保証されること,が重要な要件であると考えられた.そして,住民がこれらを判断する際には,集落景観を保存するだけでなく,それを集落の村づくりに活用することがそれぞれの集落において現実的であるか,あるいは,よいことであるか,といった考慮が重要な影響を持つと考えられた.
索引語山村;景観;集落;住民;事例研究;京都府
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat