高知方式湛液型ロックウールシステムによる果菜類の栽培(2)

高知方式湛液型ロックウールシステムによる果菜類の栽培(2)

レコードナンバー630046論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011918NACSIS書誌IDAN10406825
論文副題ナス‘十市’の促成栽培における生育・収量特性
著者名山本 正志
前田 幸二
書誌名高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center
別誌名Bull. Kochi Agric. Res. Cent.
高知農技セ研報
発行元高知県農業技術センター
巻号,ページ10号, p.67-76(2001-03)ISSN09177701
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抄録高知方式湛液型ロックウールシステムを用い,ナス'十市'の促成栽培における生育・収量特性を土壌と比較するとともに,本システムにおける本圃での仕立て本数と適正な培養液濃度について検討した. 1.土耕に比べて主枝摘心時までの主枝節数が常に多く,節間は短かった.また,いずれの時期にも側枝の発生が著しく多かった. 2.着果数は著しく多いが,開花から収穫までの所要日数は土耕とほぼ同じで,上品率が高く,総収量で43%,上品収量で53%の著しい増収となった. 3.仕立て本数を3本,4本,5本とした場合,仕立て本数が多いほど面積当たりの上品収量は多くなった.しかし,3本仕立てでは収穫初期に生育が旺盛となり過ぎ,果形が乱れ,奇形果の発生率が高くなり,5本仕立てでは主枝の生育が不揃いであった.これらのことから主枝の仕立て本数は4本が妥当であると考えられた. 4.本圃における培養液濃度を山崎ナス処方に準拠した1.0単位で栽培した場合,0.6単位および0.6~1.0単位(低温期:1.0単位,高濃期:0.6単位)と比べて側枝の発生が旺盛で,着果数が多く,上品収量も11~16%多かった. 以上のことから,ナス'十市'の本システムへの適合性は極めて高いことが明らかとなり,仕立て本数を4本,本圃での培養液を山崎ナス処方に準拠した1.0単位とすることで,土耕に比べて著しく増収し,収益の増加が見込まれると考えられた.
索引語果菜;ロックウール;システム;ナス;促成栽培;養液;濃度;栽植密度;高知県
引用文献数18
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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