家畜排せつ物を有機質肥料として施用したトウモロコシ栽培試験

家畜排せつ物を有機質肥料として施用したトウモロコシ栽培試験

レコードナンバー630291論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
著者名石原 康弘
脇 大作
町田 豊
垣内 一明
千葉 昭弘
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ34号, p.71-78(2001-03)ISSN0389357X
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抄録本県は,全国でも有数の畜産県であり,排せつされる糞尿も多量に存在するが,この処理が適正になされていない地域もあり,悪臭や水質汚濁等の問題か生じている。これらに対処するため,本県の飼料作物栽培体系の柱であるトウモロコシに家畜排せつ物を有機肥料として施用し,飼料作物の生産性及び成分値を比較・検討した。 (1)平成9年度については,家畜排せつ物(以下堆肥)施肥量を窒素35~45kg/10aとしたが,全試験区〔糞(N35),豚糞(N35),鶏糞(N35),豚+牛糞(N45),鶏+牛糞(N45),豚糞尿(N35)〕において対照(化成肥料 N20)区より高い収量が得られた。 (2)平成10年度については,堆肥(窒素20kg/10a)と化成肥料を組合せ基肥として施肥したが,牛糞及び豚糞尿を28kg/10a施肥した区で対照(化成肥料 N20)区と同等以上の収量が得られた。組合せ施肥試験では,鶏糞+化成(N20+6)区以外の牛糞+化成(N20+8)区,豚糞+化成(N20+6)区,豚糞尿+化成(N20+4)区で対照区と同等の収量が得られた。 (3)試験終了時の土壌の化学性については,平成9年度は,交換性陽イオンは,試験区のCaとMgは全体的に適値基準値1)を越えており,開始時よりも値が高くなっていた。また,Ca/Mg値は適値範囲を下回り,逆にMg/K値は適値範囲を上回っており,結果的に土壌の塩基バランスが崩れていた。平成10年度は,陽イオン交換容量,交換性陽イオン値は試験開始時と比較して余り変化はなかったが,牛糞区と豚糞尿区では試験開始時よりCaとMg含量が高くなり,それに伴って塩基飽和度,Ca及びMg飽和度が上昇した。塩基バランスは,Ca/Mgがほぼ全試験区において適値範囲内であったが,Mg/Kについては特に牛糞区,豚糞尿区,牛糞+化成区で適値範囲を上回っており,塩基バランスが崩れる傾向にあった。
索引語トウモロコシ;栽培;家畜;糞尿;有機質肥料
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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