ウシ卵子の体外成熟における上皮成長因子(EGF)とPI 3-kinase阻害剤,ワルトマニンの影響

ウシ卵子の体外成熟における上皮成長因子(EGF)とPI 3-kinase阻害剤,ワルトマニンの影響

レコードナンバー630315論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名島田 昌之
曽 文先
Anas M-K.I.
ほか1名
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ17巻・ 3号, p.103-108(2000-10)ISSN13417738
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抄録ウシ卵丘細胞卵子複合体(COCs)あるいは裸化卵子(DOs)をEGF添加培地またはEGFとPI3-kinase阻害剤であるワルトマニンを共に添加した培地で24時間培養した,EGFはCOCsとDOsの第二減数分裂中期(MII)への進行をともに促進させるが,この作用はワルトマニンにより完全に抑制された.COCsをワルトマニン無添加培地で2,4時間培養した後,ワルトマニン添加培地で培養した結果,卵子のMII率は36.2%,64.0%であったが,6時間後まで無添加培地で培養した卵子の76.4%がMIIに到達した.その値は,ワルトマニン無添加で24時間培養した卵子とほぼ同じであった.次に,COCsをEGF添加培地で2,4,6時間培養後,無添加培地で培養した結果,EGF添加培地で2時間培養した卵子ではMII率は著しく低かったが,4,6時間培養した卵子では,24時間EGF添加培地で培養した卵子とほぼ同じ高いMII率を示した.以上の結果から,EGFは卵子のPI3-kinaseを活性化することによりウシ卵子のMIIへの進行を促進させること,およびこのEGFの促進作用は培養開始4時間までの処理で十分であるが,PI3-kinaseの活性は培養開始後6時間まで必要であることが示された.
索引語ウシ;体外受精;卵子;培養;酵素阻害剤
引用文献数26
登録日2011年05月23日
収録データベースJASI, AGROLib

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