北海道の森林土壌におけるBacillus thuringiensisの分布

北海道の森林土壌におけるBacillus thuringiensisの分布

レコードナンバー630667論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018606NACSIS書誌IDAN00190300
著者名菊田 治典
五十嵐 倫子
立林 千夏
ほか2名
書誌名日本蠶絲學雜誌
別誌名Nihon sanshigaku zasshi
Nihon sanshigaku zasshi
The journal of sericultural science
The journal of sericultural science of Japan
日本蚕糸学雑誌
発行元日本蠶絲學會
巻号,ページ70巻・ 1号, p.1-9(2001-04)ISSN00372455
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抄録B.thuringiensis野生株のserovarフローラとその分布を明らかにする目的で,自然環境が良く保存され,北海道低地の代表的な森林の野幌森林公園および特に樹木の保存が良好な酪農学園大学野外礼拝堂において,調査地域を選定し,各々200地点の区画した調査地点土壌からB.thuringiensisの分離を行い,B.thuringiensisの分布,走査電子顕微鏡による副芽胞小体の形態およびserovarの分布を明らかにした。1)野幌森林公園からB.thuringiensisが39株分離された。分離された地点は17地点で調査地点の8.5%となった。17地点中14地点は1株しか分離されない低密度であった。分離株は,H5a5b,H16,H4a4c,H14で,H5a5bが約61%であった。副芽胞小体は走査電子顕微鏡で観察し,bipyramidal,bipyramidal & cuboidal,bipyramidal & cuboidal & irregular,irregular,cuboidai型PIが確認された。この中でIL1-7-2株(H3a3b)は基準株と異なり,bipyramidai型PIではなくcuboidal型PIを著しく多く産生する新しい菌株と考えられた。2)野外礼拝堂周辺からは70株のB.thuringiensisが分離された。分離された地点は26地点で調査地点の13%から分離された。26地点中24地点では分離された菌株は4株以下の低密度であった。分離株は,H1,H3a3b,H4a4b,H5a5b,H6,H7,H8a8b,H10,H14,H16,H24a24bであった。これら分離株中60%がH5a5b,PIの形態としては,collapsed bipyramidal,collapsed cuboidal型が観察された。この中でMR10-3-3,MR10-5-1,MR10-5-2,MR10-5-3,MR10-6-2,MR10-6-3およびML4-2-1の7株は基準株(H3a3b)が産生するPIとは異なるcuboidal & irregular型PIを産生するので新規性の高い菌株と判断された。
索引語細菌(Bacillus);北海道;森林土壌;微生物相;分布
引用文献数21
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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