イチゴ新品種‘さちのか’の香川県への適応性
イチゴ新品種‘さちのか’の香川県への適応性
レコードナンバー | 630937 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00017190 | NACSIS書誌ID | AN00294000 |
著者名 | 近藤 弘志 小早川 弘文 | ||
書誌名 | 香川県農業試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Kagawa Prefecture Agricultural Experiment Station | ||
発行元 | 香川県農業試験場 | ||
巻号,ページ | 54号, p.7-17(2001-03) | ISSN | 03748804 |
全文表示 | PDFファイル (4270KB) | ||
抄録 | 野菜・茶業試験場久留米支場で育成されたイチゴの新品種‘さちのか’の,本県への適応性について調査した。 1.ポット育苗による促成栽培では,‘とよのか’に比べ収穫時期が1週間以上遅れ,早期の収量も少なかった。総収量は同程度であったが,収穫時期の前進化が必要であると考えられた。 2.低温短日処理(夜冷)育苗による促成栽培では,12月初頭からの収穫が可能で,収量も‘とよのか’より多く,適応性が高いと考えられた。 3.夜冷育苗による促成栽培では,‘とよのか’と同様に6月中旬ごろに採苗し,育苗日数を長くした方が収量が多かった。 4.小型の果実の発生を防ぐため,摘果を行うと,総収量は減少するが,大型の果実の収量が増加し,高い効果が認められた。しかし,摘芽の効果は低く,必要性は少ないと考えられた。 5.ピートバッグ栽培では‘女峰’,‘とよのか’より高い収量性を示し,果実の品質も優れ,適応性が高いと考えられた。 6.小型成型苗の利用において,挿し芽による採苗では鉢受けに比べ収量が低く,‘女峰’と同様の方法では適応性が低いと考えられた。 | ||
索引語 | イチゴ;品種;適応;特性;香川県 | ||
引用文献数 | 5 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |