牛尿への硝酸化成抑制剤添加が草地からの環境負荷に及ぼす影響

牛尿への硝酸化成抑制剤添加が草地からの環境負荷に及ぼす影響

レコードナンバー630987論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名赤井 直彦
石橋 英二
大家 理哉
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ72巻・ 2号, p.206-213(2001-04)ISSN00290610
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抄録草地からの環境負荷を低減することを目的とし,牛尿に硝酸化成抑制剤を添加して草地に施用し,亜酸化窒素発生量,牧草の収量および窒素吸収量,土壌溶液中窒素濃度,土壌の無機態窒素濃度を調査した. 1)硫酸アンモニウム溶液に硝酸化成抑制剤を添加し硝化抑制効果を比較した結果,Ddが最も高い効果を示した. 2)多腐植質層黒ボク土の圃場に,イタリアンライグラス,オーチャードグラス,トールフェスク,アカクローバを混播し,化学肥料区,無窒素区,牛尿区、牛尿+Dd区を設けた.それぞれの区で亜酸化窒素発生量,牧草の窒素吸収量および収量,地下浸透水と土壌中の硝酸態窒素含量を調査した.1回当たりの窒素施肥量は50kgha-1とした.ただし,牛尿+Dd区は,牛尿中の窒素成分の10%相当量の窒素をDdを用いて添加したため,窒素施用量は55kgha-1となった. 3)牛尿+Dd区の亜酸化窒素発生量は牛尿区に比べ1998年は66%に,1999年は40%に抑制された.施肥窒素に対する亜酸化窒素発生割合は,1998年は牛尿区で0.36%であるのに対し,牛尿+Dd区では0.22%であった.1999年は前者が0.23%であるのに対し後者は0.08%であった. 4) 牛尿+Dd区の窒素吸収量および乾物収量は,牛尿区に比べて増加し,その増加割合は両者とも24%であった.これはDdから供給される窒素の増施割合を大きく上回った. 5)土壌溶液中の窒素濃度,土壌中の窒素濃度を測定した結果,窒素の下方への移動は認められなかった.
索引語草地;尿;硝酸化成抑制剤;環境汚染;浸透;硝酸塩;亜酸化窒素;負荷;ウシ
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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