伝染性造血器壊死症ウイルスによるアポトーシスの誘導

伝染性造血器壊死症ウイルスによるアポトーシスの誘導

レコードナンバー631241論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011421NACSIS書誌IDAN10282121
著者名畑山 誠
坂井 勝信
書誌名北海道立水産孵化場研究報告 = Scientific reports of the Hokkaido Fish Hatchery
発行元北海道立水産孵化場
巻号,ページ55号, p.27-33(2001-03)ISSN02866536
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抄録伝染性造血器壊死症(IHN)ウイルスの感染により起こるRTG-2細胞とサクラマスのアポトーシスを調べた。方法としてTUNELによるin situ検出とクロモゾームDNAの電気泳動を用いた。IHNウイルスに感染したRTG-2細胞の一部はTUNEL陽性で、その核は断片化していた。また、アポトーシスの特徴とされるクロモゾームDNAのヌクレオソーム単位での切断が、電気泳動による180bpラダーの検出から確認された。IHNウイルスに感染したサクラマスではリンパ球のアポトーシスが顕著に確認された。TUNELの結果により、非感染魚のリンパ球は3%がアポトーシスを起こしたのに対し、IHNウイルス感染後5日目の死亡魚、生残魚ではそれぞれ100%、21%のリンパ球がアポトーシスを起こしていることがわかった。また、生残魚の血球のクロモゾームDNA電気泳動により180bpラダーが検出された。リンパ球は免疫や生体防御機能の中心的役割を持つ細胞であるために、魚体内の循環血リンパ球がアポートシスにより減少することは伝染性造血器壊死症の病原性として重要と考えられた。
索引語サクラマス;疾病(ウイルス病);ウイルス;細胞;死;誘導;リンパ球
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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