打込み式代かき同時土中点播栽培による湛水直播水稲の耐倒伏性向上

打込み式代かき同時土中点播栽培による湛水直播水稲の耐倒伏性向上

レコードナンバー631348論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
論文副題播種様式および苗立ち密度が耐倒伏性に及ぼす影響
著者名吉永 悟志
脇本 賢三
田坂 幸平
ほか3名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ70巻・ 2号, p.186-193(2001-06)ISSN00111848
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抄録打込み式代かき同時土中点播機を用いた安定的湛水直播栽培法の確立のため、異なる苗立ち密度(40、80および160本m-2)における耐倒伏性を散播水稲と比較して点播水稲の耐倒伏性に関する特性解明を行った。その結果・点播水稲は散播水稲に比較して稈が長くなるために稈基部にかかる力が大きくなるが、有効茎歩合が高いために耐倒伏性に関連した稈の形質が優れること、押し倒し抵抗値が顕著に大きいことにより稲株の耐倒伏性が強化され、倒伏を生じにくいことが明らかとなった。また、このような播種様式間差は苗立ち密度の高い条件で顕著となった。押し倒し抵抗値の変動要因を検討した結果、散播水稲において1株穂数が10本以下の株は押し倒秘抵抗値の変動が大きく、1株穂数の減少により抵抗値が顕著に低下するのに対し、1株穂数が10本以上の株は押し倒し抵抗が安定して高かった。このことから、散播水稲では苗立ち密度40本m-2以上の条件では1株穂数が10本以下となるために、苗立ち密度の変動により1株穂数が変動するのに対し、点播水稲は標準的な播種条件(条間30cm、株間20cm)では苗立ち密度が40~160本m-2(1株苗本数が2~10本)の間で変動しても1株穂数が20~26本と安定して多いことにより、苗立ち密度が変動しても点播水稲の耐倒伏性が安定して高いものと推察された。湛水直播栽培では苗立ち密度の変動が避けられないため、このような特性を有する点播栽培は湛水直播栽培の安定化に有効であると考えられる。
索引語イネ;直播き;湛水;倒伏;播種;様式
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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