未経産牛への低張電解質輸液が循環血漿量と酸塩基平衡に及ぼす影響
未経産牛への低張電解質輸液が循環血漿量と酸塩基平衡に及ぼす影響
レコードナンバー | 631507 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 鈴木 一由 味戸 忠春 奥村 純子 ほか2名 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 54巻・ 3号, p.167-171(2001-03) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (501KB) | ||
抄録 | 成牛の維持量である30ml/kgまたはその2倍量の糖加低張ハルトマン氏液(HG)の静脈内投与が、循環血漿量および酸塩基平衡に及ぼす影響について検討した。4頭の未経産牛に市販輸液セットで可能な最大投与速度である20ml/kg/時間で30または60ml/kgのHGを静脈内投与し、投与終了より270分間観察した。その結果、30および60ml/kg群の循環血漿量は、投与終了時に122.3±4.1および129.5±4.7%まで増加したが、両群間で有意な差は認められなかった。また、これらの投与量のHGを成牛に急速投与しても酸塩基平衡、血清生化学項目および血清浸透圧に特に影響を及ぼさなかった。よって、低張電解質液を用いた維持量輸液療法は大動物診療において安全かつ有効に応用することが可能であると考えられた。 | ||
索引語 | ウシ;電解質;血液;疾病;循環 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |