酵素を用いたポリフェノール測定法の検討

酵素を用いたポリフェノール測定法の検討

レコードナンバー631847論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002320NACSIS書誌IDAN00330024
著者名近藤 君夫
戸井田 仁一
蟻川 幸彦
ほか1名
書誌名長野県食品工業試験場研究報告 = [Research] report of the Nagano State Laboratory of Food Technology
別誌名Research report of Food Technology Research Institute of Nagano Prefecture
発行元長野県食品工業試験場
巻号,ページ28号, p.30-38(2000-10)ISSN0286102X
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抄録市販チロシナーゼを用い、比色法と電極法によりポリフェノールの測定法について検討した。 1.3、4ジヒドロオキシフェニールアラニンにチロシナーゼを加えると、極大吸収が490nm付近の着色反応が進行し、1mM(30ナノモル)程度までは直線性のよい検量線が得られた。 2.ポーラ口グラフィック型の酸素電極を用い溶存酸素の消費量から定量性を検討したところ、400ナノモル程度まで直線性のよい検量線が得られた。 3.ポリフェノール間の反応性は、比色法、電極法ともピロガロールがDOPAより高く、カテコールがDOPAと同程度、コーヒー酸、没食子酸、クロロゲン酸、ケルセチンの順で、ルチンは比色法ではDOPAの1/4程度反応したが電極法では応答が見られなかった。 4.糖類はチロシナーゼによる反応に全く影響を与えず、食塩は濃度6%で5%、22%で40%反応を抑制した。ビタミンCは、0.1%で100%抑制したが、多くの野菜類の含有量の範囲である0.05%以下では90%以上の活性を示した。 5.野菜・山野草の抽出液のチロシナーゼによる測定値は比色法・電極法とも、ウド、シュンギク、チンゲンサイが高く、セリ、フキが中程度、ナガネギやカイワレ大根は低く、従来の報告値と一致した傾向を示し、ポリフェノール分析への酵素利用の可能性が示された。
索引語ポリフェノール;化学分析;酵素(酸化還元酵素);野菜
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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