‘清見’(Citrus unshiu×C.sinensis)を種子親とした雑種におけるやく発育不全個体の分離

‘清見’(Citrus unshiu×C.sinensis)を種子親とした雑種におけるやく発育不全個体の分離

レコードナンバー632132論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名中野 睦子
根角 博久
吉岡 照高
ほか1名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 5号, p.539-545(2001-09)ISSN00137626
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抄録カンキツにおける雄性不稔性の一つであるやくの発育不全に関する遺伝様式を明らかにするために、'清見'を種子親に用いた18組合せの雑種集団を供試した。やくの発育不全は細胞質・核遺伝子型雄性不稔であるが、本報告ではウンシュウミカン型細胞質を持つ'清見'のみを種子親として用いているので、ウンシュウミカン型細胞質に対する核遺伝子の作用についてのみ考察を行った。 '清見'の戻し交雑3組合せを用いた分離調査を行った結果、やくの発育不全と発育やくの比は1:7あるいは1:3に適合した。この結果より、やくの発育不全は3対の等価同義遺伝子により支配されており、3対の遺伝子を劣性ホモで持つ場合にやくの発育不全が生じると仮定した。この仮説は、ウンシュウミカン由来系統を用いた3組合せ、ウンシュウミカンに由来しない品種・系統を用いた9組合せの計12組合せの分離調査により得られた分離比からも裏付けられた。しかし、ウンシュウミカン3品種を用いた組合せにおける分離様式は他の品種・系統の分離様式と大きく異なり、ほとんどの後代はやくの発育不全個体であった。前述の仮説ではこの現象に対する説明ができないことから、さらに多くの遺伝子の関与が示唆された。また、ウンシュウミカンや'清見'はこれらの遺伝子を多数蓄積していることが明らかとなった。
索引語柑橘;雑種;葯;発育;異常;雄性不稔;品種
引用文献数13
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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