ニホングリ(Castanea crenata Sieb.et Zucc.)の花粉管伸長と受精

ニホングリ(Castanea crenata Sieb.et Zucc.)の花粉管伸長と受精

レコードナンバー632135論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名中村 正博
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ70巻・ 5号, p.561-566(2001-09)ISSN00137626
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抄録クリの子房内における花粉管伸長を胚珠の位置との関係で調べ、受精との関連を検討した。その結果、中心子房、側子房とも、7月18日に子房上部で花粉管が初めて認められた。2日後の7月20日には、それぞれ36本と11本が確認された。その後、中心子房における花粉管数はほとんど変わらなかったが、7月26日以降徐々に減少し、7月28日~8月1日にかけて急減した。側子房でも、花粉管数は7月24日の16本を最大としてその後徐々に減少した。花粉管が子房内に初めて認められた7月18日以降、子房先端から珠心先端までの距離は、中心子房では7月24日まで3~6mm、7月26日以降は5~7mmであった。側子房では7月18~20日が3~5mm、7月22日が4~6mm、7月24日以降は5~7mmであった。中心子房では、7月28日の珠孔内に花粉管の侵入が観察されたことから、7月26~28日が受精時期と判断された。側子房の受精時期は、珠心に胚のうの発達が認められた7月24日から、珠心に萎縮が始まった7月26日までの間と推察された。中心子房の受精時期における子房先端から珠心までの長さに達した花粉管数は、7月26日に2本、28日に9本であった。側子房で受精時期と判断された7月26日ころ珠心までの長さに達した花粉管数は、7月24日と26日にそれぞれ1本と11本であった。花粉管が子房内に初めて認められた7月18日からきゅう果重は増加の速度を増し、きゅう果は尖頭状を呈したりん片とその間から発生した刺毛で覆われた。受精時期の7月26~28日には刺毛は花柱を覆うようになり、両子房で胚が確認された8月1日にはほぼきゅう果全体を覆うようになった。
索引語クリ;花粉;生長;受精;生殖器;形態
引用文献数8
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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