褐色中肋および無白粉形茎遺伝子がソルガムの紋枯病抵抗性に及ぼす影響
褐色中肋および無白粉形茎遺伝子がソルガムの紋枯病抵抗性に及ぼす影響
レコードナンバー | 632182 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00014871 | NACSIS書誌ID | AN00194108 |
著者名 | 春日 重光 井上 直人 海内 裕和 ほか1名 | ||
書誌名 | 日本草地学会誌 | ||
別誌名 | 日本草地学会誌 Japanese journal of grassland science Glassland science Journal of Japanese Society of Grassland Sciences Journal of Japanese Society of Grassland Science | ||
発行元 | 日本草地学会 | ||
巻号,ページ | 47巻・ 3号, p.256-261(2001-08) | ISSN | 04475933 |
全文表示 | PDFファイル (532KB) | ||
抄録 | 高消化性遺伝子である褐色中肋遺伝子(bmr-18)および無白粉形茎遺伝子(bm)がソルガム紋枯病(Rhizoctonia solani Kuhn)の圃場抵抗性に及ぼす影響を明らかにするため、これら2つの高消化性遺伝子に関するホモ接合体である自殖系統F6-3A-5を種子親に、これらの遺伝子を持たない自殖系統を花粉親にした組み合わせであるF6-3A-5×74LH3213のF2集団を用い、表現型別の紋枯病抵抗性を比較した。供試個体は表現型により、高消化性遺伝子の発現なし(N)、褐色中肋のみ発現(bmr-18)、無白粉形茎のみ発現(bm)、褐色中肋と無白粉形茎の両方を発現(bmr-18+bm)の4タイプに分類された。葉鞘高と出穂期は抵抗性の判定結果に影響する形質であるが、4タイプの間で顕著な差は無かった。bmの病斑高率と病斑高はNおよびbmr-18よりも低く、紋枯病抵抗性の改良効果があることが推察された。また、bmr-18とNでは、病斑高率と病斑高の間には有意な差はなかった。これらのことから、bmおよびbmr-18遺伝子の利用によって紋枯病抵抗性を持つ高消化性品種の育成が可能と考えられた。 | ||
索引語 | ソルガム;遺伝子;紋枯病;抵抗性 | ||
引用文献数 | 25 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |