沖縄県で分離された子豚下痢由来腸管毒素原性大腸菌(ETEC)の細菌学的性状と病原遺伝子保有状況

沖縄県で分離された子豚下痢由来腸管毒素原性大腸菌(ETEC)の細菌学的性状と病原遺伝子保有状況

レコードナンバー632373論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名又吉 正直
貝賀 眞俊
大城 聡
ほか1名
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ54巻・ 8号, p.595-600(2001-08)ISSN04466454
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抄録1989~1998年に沖縄県内の22農場、35頭の下痢症罹患子豚から分離された腸管毒素原性大腸菌(ETEC)79株について、血清型別、生化学的性状、線毛、エンテロトキシンおよび病原遺伝子保有状況を調べた。O群型は分離頻度の高い順にO149が57株、O8が8株、O20が7株、O9が3株、O141が3株、O64が1株であった。O149はすべてβ型の溶血を示したのに対し、それ以外のO群では溶血は観察されなかった。腸内細菌同定キットによる生化学的性状検査では10タイプに区分され、40株(50.6%)が1つのタイプに属した。線毛遺伝子の保有状況はF4(K88)acが64株(81.0%)、F5(K99)が3株(3.8%)、F6(987P)が11株(13.9%)、線毛遺伝子を保有しない株が1株(1.3%)であった。エンテロトキシン遺伝子はLTI・STI・STII・EAST1の4種類の遺伝子を保有するものが36株(45.6%)で最も多く、以下LTI・STII・EAST1が22株、STIが10株、STI・STIIが5株、STI・STII・EAST1が4株、STI・EAST1が2株の順であった。以上の成績から、沖縄県においては血清型O149に属し、F4ac線毛遺伝子と4種類のエンテロトキシン遺伝子を保有するETECが優勢な菌型であることが明らかになった。
索引語子豚;細菌(大腸菌);病原性;遺伝子
引用文献数31
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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