水稲品種「かりの舞」の栽培特性

水稲品種「かりの舞」の栽培特性

レコードナンバー640130論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007900NACSIS書誌IDAN00039830
著者名竹牟禮 穣
園田 純也
上之薗 茂
書誌名鹿児島県農業試験場研究報告
別誌名Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo kenkyu hokoku
Kenkyu hokoku
Bulletin of the Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo
Bulletin of the Kagoshima Agricultural Experiment Station
発行元鹿児島県農業試験場
巻号,ページ29号, p.1-7(2001-03)ISSN03888215
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抄録鹿児島県では、1997年に普通期水稲の中晩生の良食味品種として「かりの舞」を奨励品種に採用した。「かりの舞」は、偏穂重型に属する品種であるが、葉色が淡いため葉色による収穫時期の判断が難しい等、これまでの品種と異なった品種特性を有している。このため1995年から3年間「かりの舞」の栽培および登熟特性の調査を行った。 1.栽培特性 穂数300~400本/m2の範囲では、穂数と一穂籾数にはわずかに負の相関があったが、穂数と全籾数については正の相関があり、穂数が増えても一穂籾数は減少しなかった。 全籾数と登熟歩合、全籾数と玄米品質には負の相関を認め、玄米品質で「中の上(4)」以上を得るためには、80%程度の登熟歩合が必要であった。全籾数が340×102粒/m2を越えると80%の登熟歩合を安定的に得にくく、玄米品質を考慮した全籾数は320~330×102粒/m2程度で、このことによって、60kg/a程度の玄米重が確保可能である。 「かりの舞」の適正な籾数は、330×102粒/m2程度で、穂数では350本/m2程度である。 2.登熟特性 出穂後30~38日頃までは、青籾比率が急速に低下し、その後は漸減した。「かりの舞」は「ミナミヒカリ」に比べ、出穂後の青籾比率がやや高めで推移した。 籾水分は、青籾比率が12%以下になると急速に減少した。青籾比率が12%程度で、登熟歩合は約80%になり、玄米品質も最も良く、青米および茶米の混入も少なかった。 「ミナミヒカリ」に比べ、「かりの舞」の登熟期の葉色値は低く推移した。このことから、刈取時期は青籾比率での判断が適する。 これらの結果から、鹿児島県のシラス水田において、玄米品質を維持し、60kg/a程度の収量が得られる「かりの舞」の適正な生育量は、全籾数で330×102粒/m2、穂数では350本/m2が程度で、収穫適期は青籾比率15~10%が適当であることが明らかとなった。
索引語イネ;新品種;栽培;特性
引用文献数2
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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