CO2富化はペレニアルライグラス(Lolium perenne L.)とアカクローバ(Trifolium pratense L.)の飼料成分に直接的に影響を及ぼすか?

CO2富化はペレニアルライグラス(Lolium perenne L.)とアカクローバ(Trifolium pratense L.)の飼料成分に直接的に影響を及ぼすか?

レコードナンバー640142論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名小林 創平
平田 聰之
由田 宏一
ほか1名
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ47巻・ 4号, p.370-377(2001-10)ISSN04475933
全文表示PDFファイル (708KB) 
抄録将来おこるCO2濃度の上昇(CO2富化)は、2つの要因によって、飼料価値に影響すると考えられる。一つは、生理的要因(直接的影響)で、もう一つは、植物体の増大を通じた要因(間接的影響)である。本研究では、CO2富化が飼料価値に及ぼす直接的影響を評価するため、ペレニアルライグラス(以下PR)とアカクローバ(RC)の単播草地を、北大農場において2年間に渡り2水準のCO2濃度環境下(外気と約700ppm)で栽培し、その飼料成分を調査した。CO2富化は、PRとRCの刈取り収量を増加させると共に、刈取り時における乾物率、無機(N・P・K)含有率、ADF含有率に影響した(PRのADF含有率を除く)。しかし、乾物収量と新鮮重、無機収量、ADF収量それぞれとの相関はCO2富化によって変化しなかった(PRの無機収量をのぞく)。これらの結果はCO2富化が、植物体の大きさを基準に取ると(直接的には)、牧草の飼料価値に影響しないことを示した。CO2富化は、PRの無機収量(含有率)を、全植物体サイズを通じて(直接的に)増加させた。長期にわたるCO2富化は分げつを矮化し、根量を増加させた。これらの形態的変化は、若い葉の割合を高めると共に根からの無機養分吸収を促進し、結果的にPRの無機含有率を増加させると推測された。
索引語牧草;飼料価値;二酸化炭素;濃度;無機成分
引用文献数25
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat