燻煙熱処理スギ材の振動的性質

燻煙熱処理スギ材の振動的性質

レコードナンバー640348論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005579NACSIS書誌IDAN00019695
著者名石栗 太
高橋 伸英
松井 美帆子
ほか3名
書誌名宇都宮大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Utsunomiya University Forests
発行元宇都宮大学農学部
巻号,ページ37号, p.199-205(2001-03)ISSN02868733
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抄録スギ丸太を80℃、35時間燻煙熱処理した。熱処理後、動的ヤング率(E)、比動的ヤング率(E/ρ)、動的せん断弾性率(G)、比動的せん断弾性率(G/ρ)、損失正接(tanδ)などの振動的性質及びこれらの性質と関係のある相対結晶化度(RDC)について調査した。RDCは、燻煙熱処理によって心材で増加する傾向を示したが、辺材では大きな変化は認められなかった。Eは、RDCの増加と対応して、心材で増加する傾向を示した。また、E/ρは心材、辺材ともに約9%の増加を示した。対照的に、G/ρは心材、辺材ともに減少する傾向を示した。一方、tanδは、辺材ではほとんど変化が認められなかったが、心材において増加する傾向が認められた。しかしながら、燻煙熱処理によって音響的性質を表わす物理量であるE/ρ、E/G及びEρは増加する傾向を示し、反対にG/ρについては減少する傾向が認められた。これらの結果から、燻煙熱処理は、これまで楽器用材に適さないと言われている木材の材質改良に効果的であることが示唆された。
索引語スギ;燻煙;振動;粘弾性;熱;ヤング係数
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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