RAPD分析による日本型水稲品種の品種識別

RAPD分析による日本型水稲品種の品種識別

レコードナンバー640425論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002773NACSIS書誌IDAA11577672
著者名久保 貴彦
尾形 武文
吉村 淳
ほか2名
書誌名九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
別誌名Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University
発行元九州大学大学院農学研究院
巻号,ページ55巻・ 1号, p.5-11(2000-11)ISSN13470159
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抄録イネの種苗管理において、品種の純度を維持することは極めて重要であるが、種子を増殖する過程では、異品種の混入や自然交雑、突然変異等、品種の純度を損なう問題が伴ってくる。現時点では、形態的特性から、混入した個体等の識別を行っているが、このような方法による識別は、多大なる時間と労力を要する上に、決定的な根拠とはならない。この問題の解決にあたって、著者らはDNAマーカーの利用が有効であると考え、Kubo et al。(1998)に記載された多型情報をもとに種苗管理に応用できる品種識別法としてRAPDマーカーによる日本型水稲品種のDNAフィンガープリンテイングを行った。  材料には、福岡県農業総合試験場で維持管理されている日本型水稲の粳16品種と糯4品種を用いた。Kubo et al。(1998)の多型情報から、識別に有効であると考えたRAPDプライマ-16種類を用いてDNAフィンガープリンティングを行い、20品種を識別できる最少のプライマーのセットを選んだ。その結果、5種類のプライマーから得られた6種類のRAPDマーカー、A07640、P01730、AC17560、ACl7430、AI11380、AN07350を用いて20品種の識別が可能となった。次に、農業試験場等の現場における実用化を考え、DNA簡易抽出法、およびミニゲル電気泳動装置の導入による実験操作の簡略化・迅速化を図った。その結果、簡略化した方法においても通常の方法と相違ない泳動パターンが得られ、簡略化したDNAフィンガープリンティングの実用性が証明された。
索引語水稲;品種;識別;RAPD;DNAフィンガープリント;マーカー;電気泳動
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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