ウシ未成熟卵子の体外受精とその初期分割胚の染色体分析

ウシ未成熟卵子の体外受精とその初期分割胚の染色体分析

レコードナンバー640755論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名吉澤 緑
三浦 亜紀
成澤 郁
ほか2名
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ18巻・ 3号, p.110-115(2001-10)ISSN13417738
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抄録ウシ体外受精において出現する染色体異常胚の一因を明らかにするために、卵胞内卵子の体外成熟時間に注目し、極端に成熟時間を短縮した卵子を体外受精に供し、作出された胚の染色体分析を行った。卵胞内卵子を卵丘細胞と12または26時間体外で共培養した後、体外受精に供し、媒精48時間後に分割した胚を10時間ビンブラスチン処理し、染色体標本を作製した。媒精48時間後に26時間区では83%が8-16細胞期であったが、12時間区では75.8%の胚が2-4細胞で発生の遅れが見られた。12時間区における染色体異常の出現率は、66.7%であり、26時間区の27.8%より有意に高かった。観察された染色体異常は、半数体、多倍体、倍数性のモザイクであった。これらの異常は、その性染色体の分析結果と統計結果より、未熟な卵子への精子侵入によって引き起こされたものと推察され、未熟な卵子では卵細胞膜や透明帯の形成や機能が不十分なためと考えられた。
索引語ウシ;卵子;体外受精;胚;染色体
引用文献数28
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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