暖温帯地方に生育するススキパッチのシュート密度の低下

暖温帯地方に生育するススキパッチのシュート密度の低下

レコードナンバー640985論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名小林 克実
横井 洋太
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ47巻・ 5号, p.460-470(2001-12)ISSN04475933
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抄録ススキ(Miscanthus sinensis Anderss.)は高茎シュートのクローンパッチを形成する。パッチの地際面積(パッチ面積)とシュートの数や配置を測定し、クローンパッチの持続性の見地から、パッチのシュート密度とその動態の原因について調査した。5つのパッチのシュート密度を10年間にわたって測定した。その結果、各パッチの密度は年々減少した。直立するシュートのパッチの多くは低密度の中央部をもち、パッチがさらに拡大すると中央部の密度はもっと低くなる。ただし、パッチの拡大とともに周辺部の密度もいっしょに低下する。小形パッチの中央部にも本来のシュートの空所ができる。調査後半の4年間、5つのうち3つのパッチにおいてシュート密度の減少がとくに大きかった(これには他のパッチの影響も考えられる)。また、パッチは面積拡大が2,000-3,000cm2になるころシュート数は最大値にたっし、その後は、クローンが拡大する間、シュート数は安定する傾向にあることもわかった。これらの結果より、大形パッチにみとめられるシュート密度の予想外に大きな減少(パッチの衰退)には、パッチの内部空所の発達だけでなく周辺シュート数の少ないことが関与していよう。
索引語イネ科;野生植物;密度;変動;クローン;持続性
引用文献数46
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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