養液栽培によるイチジクの二期作

養液栽培によるイチジクの二期作

レコードナンバー641356論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名川俣 昌大
小原 均
大川 克哉
ほか3名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.68-73(2002-01)ISSN00137626
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抄録養液栽培によるイチジクの周年生産のための基礎的資料を得ることを目的に二期作栽培を試みた。養液栽培イチジクの4年生樹を早期加温して得られた一番技を用いた一作目と、夏季の摘心後または切り戻しせん定後に再発芽した二番技を用いた二作目における収量および果実の品質を調査した。なお、培養液は園試処方の1/2単位(EC値1.5dS・m-1に相当)とし、約2週間に1度全量交換した。 1.1月10B!こ切り戻しせん定を行い、加温(最低温度15℃)を開始すると、一番枝は1月29日に萌芽し、果実は6月7日から9月30日まで収穫できた。また、一番技当たりの総収量は約1.5kg(15.0個)、平均果実重は104gとなり、平均糖度は14%であった。 2.6月14日に一番枝を約200cm(約30節)の部位で摘心後、最上位節から発生した二番技は6月30日に萌芽し、果実は11月24日から2月14日まで収穫できた。また、二番枝当たりの総収量は約1.3kg(15.8個)、平均果実重は80g、平均糖度は16%であったが、12~22節位の着果率が低かった。 3.7月26日に一番技すべてを切り戻しせん定すると、二番枝は8月5日に萌芽し、果実は12月6日から2月14日まで収穫できた。また、二番技当たりの総収量は約1.0kg(12.5個)、平均果実重は72g、平均糖度は16%であった。 以上の結果より、養液栽培によるイチジク4年生樹の二期作では、これまで明らかにされている土耕による早期加温栽培と比較して、一作目の早期収穫が可能となり、高品質・高収量の果実が得られた。また、二期作目の果実はやや小さくなるものの糖度が一作目より高くなることから、養液栽培によるイチジク果実の周年供給が十分可能と考えられた。
索引語イチジク;養液;栽培;作型;多様化;収穫期;夏;冬;剪定
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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