巨大胚水稲品種はいみのりにおける田植機適応性のある苗の育苗法

巨大胚水稲品種はいみのりにおける田植機適応性のある苗の育苗法

レコードナンバー642250論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名白土 宏之
大平 陽一
高梨 純一
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ71巻・ 1号, p.76-83(2002-03)ISSN00111848
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抄録巨大胚水稲品種はいみのりにおける田植機適応性のある苗の育苗方法の開発を目標として、出芽・苗立ち不良要因を解析し、出芽・苗立ち、苗丈、苗マット形成の向上方法を検討した。はいみのりは発芽率は96.7%であったが、出芽率は69.2%、苗立率は33.0%と低い場合が見られ、発芽後の生長が悪い場合があることが示された。その原因の一つとして、はいみのりは奇形発生率が50.2%と高いことがあげられた。また、はいみのりは種子から溶出する全糖量が多いことも一因と考えられた。一方、はいみのりの出芽率・苗立率は手脱穀種子も機械脱穀種子と同様に低く、脱穀時の衝撃は出芽・苗立ち不良の原因ではないと考えられた。はいみのりの出芽率・苗立率は浸種温度、緑化温度、収穫時期、育苗資材、播種量を変えても改善出来なかった。苗丈はもみがら成型マットを用いると平均11.9cmになり、育苗培土の平均10.3cmより長くなった。もみがら成型マットを用いた苗マットの引張強度は0.46N(ニュートン)で育苗培土での0.23Nの2倍強くなり、苗取り板が不要とされる値と同程度になった。また、播種量を270g/箱とすることで、一般品種の中苗程度の苗立数が得られた。以上、はいみのりの低出芽率、低苗立率は発芽後に問題があること、その原因は高い奇形発生率と種子から溶出する全糖量の多さによる可能性があることが明らかになった。さらに、もみがら成型マットを使用し、270g/箱播種することにより田植機適応性のある苗が得られた。
索引語水稲;胚;品種;育苗
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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