ソバ「最上早生」の安定多収栽培技術

ソバ「最上早生」の安定多収栽培技術

レコードナンバー650162論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014811NACSIS書誌IDAN00242801
著者名今野 周
今田 孝弘
高取 寛
ほか1名
書誌名山形県立農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamagata Prefectural Agricultural Experiment Station
別誌名Bulletin of the Yamagata Prefectural Agricultural Experiment Station : Yamagata Kenritsu Nogyo Shikenjo kenkyu Hokoku
Bull. Yamagata Agric. Exp. Stn.
Bull. Yamagata Pref. Agric. Exp. Stn.
山形農試研報
山形県立農業試験場研究報告
発行元山形県立農業試験場
巻号,ページ34号, p.1-14(2000-03)ISSN03887707
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抄録ソバ品種「最上早生」の安定多収栽培技術を明らかにするため、生育及び収量に及ぼす播種期の影響、開花・結実期の好適気象条件の解明、開花始期窒素追肥による多収化技術、生育・収量の変動からみた好適生育相の解明を行った。 (1)播種後、開花始期に至るまでの所要日数は約25日、積算気温で573℃程度を要した。播種期が遅れるほど千粒重、子実重が低下する傾向が認められ、早播では草丈の伸長による倒伏等から標播に比較して子実重はやや劣った。 (2)開花前9日から開花後20日までの気温、日照時間、日射量はソバの千粒重、子実重と有意な正相関が認められ、子実重10kg/a以上、千粒重30g以上を確保するには、この期間の平均気温が21℃、積算日照時間140時間、積算日射量350MJ/m2以上が必要と推定された。 (3)これらの気象要件をアメダス平年値に当てはめることにより、県内主要地点の好適播種期の晩限を明らかにした。 (4)開花始期の窒素追肥により、着粒数の増加、千粒重の増大がみられ、子実重で13~21%の増収効果が認められた。開花始期から同8日後まででは追肥時期による増収量の差は小さかった。また、播種期、基肥施用量、播種様式等の栽培条件による追肥効果の変動をみたところ、早播や晩播、多肥条件では追肥効果は小さく、開花始期の草丈が50~75cmの範囲で1.Okg/a以上の増収が得られた。 (5)4カ年の各種栽培試験のデータを解析したところ、「最上早生」を用いて倒伏を軽減し、多収を得るには、県内平坦部で8月上旬に播種し、基肥窒素量を0.3kg/a程度とし、播種量を0.4~0.5kg/a、収穫時の立毛個体数m2当たり100~130本、開花始期の草丈70~75cm、成熟期の草丈110~120cmを目標として栽培条件を設定することが必要と思われた。
索引語ソバ;品種;多収;栽培;早生
引用文献数29
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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