ブタ卵母細胞における核の成熟と表層粒の分布変化との関係

ブタ卵母細胞における核の成熟と表層粒の分布変化との関係

レコードナンバー650690論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名高野 裕子
神田 知佳
新村 末雄
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ19巻・ 1号, p.21-25(2002-04)ISSN13417738
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抄録ブタ卵母細胞における核の成熟と表層粒の分布変化との関係 21-25 高野裕子1・神田知佳2・新村末雄2 1新潟大学大学院自然科学研究科、2新潟大学農学部、新潟市 〒950-2181 培養したブタ卵母細胞の核と表層粒の分布を観察するとともに、オロモウシン処置した卵母細胞についても表層粒の分布を観察し、核の成熟と表層粒の分布変化との関係を検討した。採取直後と培養後8時間の卵母細胞では、核はすべて卵核胞(GV)期にあり、それらの98および90%で表層粒は細胞質表層に分布していた(I型)。培養後22時間では、I型の卵母細胞が減少し、表層粒を細胞質の表層と細胞膜直下の両者に有する卵母細胞(II型)が22%に増加するとともに、表層粒を細胞膜直下に有する卵母細胞(III型)が72%出現した。II型の卵母細胞の核は、GV期ないし第一成熟分裂中期(MI期)にあったが、III型の卵母細胞の核は、ほとんどがMI期にあった。培養後32および44時間では、III型の卵母細胞がそれぞれ70および87%みられ、それらの核はすべてMI期ないしMII期にあった。一方、オロモウシン処置した卵母細胞では、核はすべてGV期にあり、それらの83%はI型の表層粒の分布を示した。なお、対照の卵母細胞では、91%がII型とIII型の表層粒の分布を示し、I型のものはわずかに10%みられるのみであった。以上の結果から、ブタ卵母細胞において、GV崩壊と細胞質での表層粒の細胞膜直下への移動の開始、および核がMI期に達する時期と表層粒が細胞膜直下への移動を完了する時期とはそれぞれ密接な関係のあることが推察された。 キーワード:ブタ卵母細胞、核の成熟、表層粒の分布、レクチン組織化学、オロモウシン
索引語ブタ;卵子;核;成熟
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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