窒素施用量が水稲の分枝根形成に及ぼす影響および分枝根の量的評価

窒素施用量が水稲の分枝根形成に及ぼす影響および分枝根の量的評価

レコードナンバー650786論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014298NACSIS書誌IDAN00040603
著者名佐々木 修
書誌名鹿兒島大學農學部學術報告
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University
鹿児島大学農学部学術報告
学術報告
発行元鹿児島大學農學部
巻号,ページ52号, p.9-15(2002-03)ISSN04530845
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抄録窒素(硫酸アンモニウム)の施用量を変えて水稲のポット栽培を行い、1次根および種類別の分枝根について、その分布状態を調べ、さらにそれぞれの根の量的構成の変動について検討を行った。 1.1次根1本当たり(長さ:20cm)に形成される2次根の根数および平均根長は処理区によって異なっていた。N1区およびN2区におけるS型2次根の根数はそれぞれ450本、483本であるのに対し、L型2次根は17本、27本であり、いずれもN2区で勝っており、その傾向は特にL型2次根で著しかった。一方、2次根の平均根長をみると、S型2次根はそれぞれ20.2mm、16.3mmであるのに対しL型2次根は53.9mm、48.81mmであり、いずれも若干ではあるがN1区で勝っていた。また、S型3次根の場合、根数は両区で明瞭な差は認められなかったものの、平均根長は明らかにN1区で勝っていた。以上のように、窒素の施用量が増加すると2次根、とくにL型2次根の形成数が増加し、根長はむしろ抑制される傾向となった。 2.根を構成する1次根およびそれぞれの種類の分枝根について量的な観点から比較したところ、いずれの処理区においても総表面積に対する1次根の表面積の割合は著しく小さく、約90%は分枝根によって占められていた。また、S型2次根の表面積はN1区、N2区でそれぞれ22.2cm2、19.7cm2であり、処理区間の差は小さかったことから、N2区の総表面積がN1区のそれに勝った原因は、主としてL型2次根の形成がN2区で著しく、そこにさらに多数のS型3次根が形成されたことによるものと考えられた。
索引語水稲;根系;分枝;窒素;施用;評価
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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