Arbuscular菌根菌が感染したアスパラガス実生の立枯病耐性に及ぼす床土への数種土壌改良資材添加の影響

Arbuscular菌根菌が感染したアスパラガス実生の立枯病耐性に及ぼす床土への数種土壌改良資材添加の影響

レコードナンバー650852論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名松原 陽一
長谷川 紀子
福井 博一
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 3号, p.370-374(2002-05)ISSN00137626
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抄録Arbuscular菌根(AM)菌(Glomus sp.R10)が感染したアスパラガス(Asparagus officinalis L.,cv.Mary Washington500W)実生の立枯病耐性に及ぼす数種産業廃棄物性資材〔モミガラくん炭、ヤシガラ炭、コーヒーかす堆肥(各資材と育苗用土を1:9(v/v、10%区)または3:7(30%区)で混合〕の添加の影響を調査した。AM菌接種および無接種のアスパラガス実生を上記の床土条件で育苗し、AM菌接種9週間後に立枯病菌(Fusarium oxysporum f.sp.asparagi)を接種した。立枯病菌接種13週間後、AM菌無接種区における発病個体率は床土の種類に関わらず90~100%に達した。一方、全てのAM菌接種区における発病個体率は無接種区より低くなり、特に、ヤシガラ炭30%区の14.3%、コーヒーかす堆肥10%区の20%が顕著であった。発病指数は無接種区では48.9~92.5を示したのに対し、接種区ではヤシガラ炭30%区で2.9、コーヒーかす堆肥10%区で4.0と、顕著に低下した。また、貯蔵根数は健全または発病個体の両者において、AM菌接種区で無接種区より大きかった。一方、1個体の根系におけるAM菌感染率は、いずれのヤシガラ炭添加区およびコーヒーかす10%区で他の区より高く、ヤシガラ炭添加区では根系におけるAM菌の感染域が拡大した。また、各床土の化学牲および無機成分含量と立枯病耐性に明確な関連はみられなかった。これらのことから、AM菌が感染したアスパラガス実生の立枯病耐性は、床土へのヤシガラ炭またはコーヒーかす堆肥の添加により向上し、その効果には資材の添加量が影響することが明らかになった。
索引語アスパラガス;VA菌根菌;実生;立枯病;耐性;育苗;土壌;土壌改良資材
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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