乳牛ふん尿のメタン発酵処理に伴う性状変化

乳牛ふん尿のメタン発酵処理に伴う性状変化

レコードナンバー650928論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名松中 照夫
成瀬 往代
熊井 実鈴
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ73巻・ 3号, p.297-300(2002-06)ISSN00290610
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抄録酪農学園大学に設置された実用規模のバイオガスプラソトにおいて、乳牛ふん尿だけを原料としたメタン発酵処理後のふん尿(消化液)が、原料のふん尿の性状に比較してどのように変化するかを明らかにすることを目的として、原料および消化液の性状を13ヵ月間にわたって調査した。その結果は以下のとおりである。 1)消化液の乾物率は原料ふん尿のそれより有意に低下した。このため、消化液の流動性は原料よりかなり増した。消化液のpHは原料より有意に高まった。しかし、両者のECに有意差はなかった。 2)消化液のC含有率は原料より有意に低下したのに対し、消化液のT-N含有率と原料のそれには差違がなかった。したがって、消化液のC/N比は原料のそれより有意に小さくなった。 3)消化液のNH4-N含有率は原料のそれよりも有意に高まった。逆に、有機態N含有率は消化液のほうが原料より有意に低下した。N03-Nは、消化液および原料とも検出できなかった。 4)P、K、Ca、Mgの各含有率は、消化液と原料との間に大きな変化がなかった。 5)上述した各測定項目の調査期間内における変動は、概ね原料より消化液のほうが小さかった。このことは、同一のバイオガスプラントで産出される消化液の性状が、原料より比較的安定していることを示唆している。
索引語乳牛;糞尿;メタン;発酵;性状
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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