牛凍結精液の有効利用に関する研究

牛凍結精液の有効利用に関する研究

レコードナンバー651043論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014297NACSIS書誌IDAN10582089
著者名西 浩二
つる田 洋一
新福 由香
清野 滋美
上村 利久
川久保 耕三
書誌名鹿児島県肉用牛改良研究所研究報告
発行元鹿児島県肉用牛改良研究所
巻号,ページ7号, p.6-9(2002-03)ISSN13419064
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抄録運動精子率とATP濃度は融解後1時間から2時間にかけて大きく減少するというよく似た変動をする傾向が見られたことから精子運動解析装置を用いた運動精子率の解析が困難な場合の運動精子率の指標としてATP濃度を用いることが可能であると考えられた。また、凍結融解後の精子のATP濃度をより高く保持することでこれまでより良好な凍結精液の生産が可能になると考えられた。 平成6年度~12年度までの精液採取データ10,356件による基本統計量を算出した結果、精液量の平均値は3.88ml、精子濃度の平均値は12.94億/ml、活力の平均値は77.35、総精子数の平均値は50.86億であった。 精液性状に関する遺伝率は精液量で048、精子濃度で0.26、活力で0.18、総精子数で0.36であり、精液量において中等度の遺伝率を示し、その他の形質については低い遺伝率を示した。また、精液性状に関する育種価を推定した結果、精液量では-2.637~2.435、精子濃度では-5.320~7.142、活力では-13.085~7.630、総精子数では-40.803~56.665であった。また、この推定された育種価で正確度が0.9以上の個体について生年月日ごとに育種価推定値を調査した結果、精液量と総精子数において種雄牛が若いほど育種価推定値が低くなってきている傾向がうかがえた。このことは肉質の改良によって種雄牛の造精機能が低下する方向への選抜が進んできていることが原因の一つとして考えられる。また、種雄牛の性成熟期から後の精液量と精巣上体の精子貯蔵量が増加する期間の能力評価まで含めてさらに追究が必要であると考えられる。
索引語ウシ;精液;凍結;利用
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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