中国乾燥地ポプラ造林木の肥大成長と二次木部内結晶分布との関連性

中国乾燥地ポプラ造林木の肥大成長と二次木部内結晶分布との関連性

レコードナンバー651484論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009969NACSIS書誌IDAN10072366
著者名井上 真吾
古川 郁夫
書誌名鳥取大学農学部演習林研究報告 = Research bulletin of the Tottori University Forests
別誌名Res. Bull. Tottori Univ For.
鳥大演研報
発行元鳥取大学農学部附属演習林
巻号,ページ27号, p.39-51(2002-03)ISSN00825379
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抄録中国では砂漠化の拡大防止のためにポプラ類(ハコヤナギ属)が造林されており、これらは現地の住民にとって重要な生活用材の供給源でもある。しかし、ポプラは二次木部内、特に心材部内にカルシウムを主成分とする結晶を含んでいることが知られており、これらの結晶はポプラを木材として利用・加工する際の障害となる。しかし、これまでのところ中国乾燥地に生育するポプラ類の二次木部内に含まれる結晶についての報告はなく、また、結晶の分布と肥大成長との関連性を検討した報告例もない。 本研究ではSEM-EDXを用い、中国乾燥地の灌概区と無灌1概区に生育する2種のポプラ類の肥大成長と二次木部内に含まれる結晶の分布との関連性について検討した。まず、カルシウム元素によるEDX分析によって結晶の水平方向の分布を確認し、次に、カルシウム元素についてP/B比を測定し、半径方向における結晶の量的な水平変動を調べた。そして、結晶の形態的特徴をSEM観察した。 その結果、結晶は辺材部では確認されず、心材部から移行部にかけて分布しており、道管要素、木部繊維、軸方向柔細胞、そして放射柔細胞の各細胞内腔に確認された。そして、中国乾燥地に生育しているポプラ類は品種の改良や水分条件の改善による肥大成長の促進によって、二次木部内における結晶の量が少ないポプラ材を生産することは可能であるとことが示唆された。
索引語ポプラ;結晶;生長;木部;乾燥地帯;中国;肥大;カルシウム
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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