チャノミドリヒメヨコバイの茶樹嗜好性,抵抗性品種系統の検討
チャノミドリヒメヨコバイの茶樹嗜好性,抵抗性品種系統の検討
レコードナンバー | 651622 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20005567 | NACSIS書誌ID | AA11587869 |
著者名 | 小俣 良介 内野 博司 | ||
書誌名 | 埼玉県農林総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center | ||
別誌名 | 埼玉農総研研報 | ||
発行元 | 埼玉県農林総合研究センター | ||
巻号,ページ | 1号, p.107-112(2001-03) | ISSN | 13467778 |
全文表示 | PDFファイル (435KB) | ||
抄録 | いくつかの茶の品種系統に関してチャノミドリヒメヨコバイ、Empoasca Onukii Matsudaの嗜好性あるいは抵抗性があるかを調査した。1997年にチャノミドリヒメヨコバイの多発した系統である80G1-50は、他の品種と比較し葉縁部または葉脈間が退色した被害葉が多く認められ、葉の厚みが薄く、葉色が薄い傾向にあった。チャノミドリヒメヨコバイの嗜好する品種系統と考えられる。さらに‘やぶきた’と比較したカテキン類の成分含有率は全体的に低い傾向が認められ、EGCg(エピガロカテキンガレート)が特に低く、カフェインの含有率は高かった。一方、抵抗性の見られた枝条のカテキン類の含有率は、‘やぶきた’と比較して差はなかったか、EGCについてはやや高い傾向にあった。さらに、80G1-50と比較するとカテキン類の含有率は全体的に高い傾向が認められ、チャノミドリヒメヨコバイの抵抗性にカテキン類が関係している可能性がある。チャノミドリヒメヨコバイがどの品種系統の枝条へ移動するかをみた試験については、ほ場において抵抗性の見られた枝条に有意に集まり、感受性の見られた80GI-50に有意に少ない結果となり、野外で観察される状況とは全く逆の結果となった。 | ||
索引語 | 茶樹;ヨコバイ類;嗜好;抵抗性;品種;形態;成分;発生 | ||
引用文献数 | 4 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |