酒造好適米新品種「吟ぎんが」の育成
酒造好適米新品種「吟ぎんが」の育成
レコードナンバー | 651656 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20002654 | NACSIS書誌ID | AA11581363 |
著者名 | 小田中 浩哉 扇 良明 菅原 浩視 ほか7名 | ||
書誌名 | 岩手県農業研究センタ-研究報告 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center | ||
別誌名 | Bull. Iwate Agric. Res. Ctr 岩手農研セ研報 | ||
発行元 | 岩手県農業研究センタ- | ||
巻号,ページ | 1号, p.39-50(2000-12) | ISSN | 13464035 |
全文表示 | PDFファイル (1422KB) | ||
抄録 | 「吟ぎんが」は、旧岩手県立農業試験場県南分場(現:岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室)において、中生の耐倒伏性に優れた酒造好適米品種を育種目標に、1991年、「山形酒49号」を母に、「秋田酒49号」を父として交配した組合せの後代より育成選抜した品種である。奨励品種決定調査、酒造適性試験などにおいて、酒造好適米として有望と判断され、1999年に岩手県の奨励品種に採用された。「吟ぎんが」は、熟期は「美山錦」並からやや遅く、長稈で草型は穂重型である。障害型耐冷性、耐倒伏性は「美山錦」に比べ強く、「美山錦」に比べ大粒で心白発現が良好である。また、「美山錦」に比べ、70%精白米の20分吸水率が高く、粗タンパク質含有率が低い等酒造適性に優れている。 「吟ぎんが」の栽培適応地帯は主に岩手県内の北上川中流地帯であり、酒造好適米として200ha程度の栽培が見込まれる。 | ||
索引語 | 新品種;育成;酒米;イネ | ||
引用文献数 | 5 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |