リンゴわい化栽培における紫紋羽病の早期・簡易診断法と防除

リンゴわい化栽培における紫紋羽病の早期・簡易診断法と防除

レコードナンバー651662論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002654NACSIS書誌IDAA11581363
著者名仲谷 房治
安藤 義一
高橋 哲
書誌名岩手県農業研究センタ-研究報告 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center
別誌名Bull. Iwate Agric. Res. Ctr
岩手農研セ研報
発行元岩手県農業研究センタ-
巻号,ページ2号, p.99-130(2001-12)ISSN13464035
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抄録わい化リンゴ園における紫紋羽病の発生推移を見ると、はじめ外観的に健全な樹で地際部に菌糸膜が形成され、その後、樹勢が衰弱する傾向があり、まん延は樹列に沿って進む傾向が認められた。紫紋羽病に罹病した樹の特徴として、「ふじ」の場合、夏~秋期になると葉に紫斑点が形成され、形成量は罹病程度と密接な関係が認められた。また「つがる」においては、秋期に発生する芽枯れや果台部の枯死による枝枯れは、被害程度の軽い樹が夏期に病状が急性的に進行して落葉を伴うようになると発生することが明らかになった。秋期における菌糸膜の形成を把握する簡易な方法で罹病樹を選び、翌年の生育期に薬剤処理を行い、処理当年における菌糸膜の新たな形成の有無で防除効果を判定して有効な薬剤を選定した。またリンゴ樹枝(休眠枝)を台木部に接するように挿入する方法は根幹部および根部の病原菌を捕捉するのに有効な手法であり、薬剤処理樹の菌糸束の捕捉状況を比較することで防除効果を判定できることを示した。春期にトルクロホスメテル水和剤の1,000倍液を1樹当たり40L、地際部1m2に注入する簡易な処理方法で地際部の菌糸膜形成を抑制するとともに効率的に衰弱樹の樹勢を回復させることができた。また、薬剤の地際部露出かん注処理とカニ殻発酵資材の併用処理により、菌糸膜形成の抑制効果を持続させ衰弱樹の樹勢を回復させることができた。
索引語リンゴ;紋羽病;診断;防除;岩手県;病害(糸状菌病)
引用文献数35
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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