自家結実性リンゴ‘弘大1号’における花柱誘導組織細胞の観察およびS-RNaseのcDNAクローニング

自家結実性リンゴ‘弘大1号’における花柱誘導組織細胞の観察およびS-RNaseのcDNAクローニング

レコードナンバー651694論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名加藤 直幹
藤田 隆
李 天忠
ほか3名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 4号, p.553-560(2002-07)ISSN00137626
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抄録自家結実率の高いリンゴ‘弘大1号’の受粉過程における花粉管および花柱誘導組織細胞の形態学的変化と、花柱に存在するS-RNaseの生化学解析を行い、自家和合性の特性を明らかにすることを目的とした。 1.‘弘大1号’は2年間の平均自家結実率が43.8%、完全種子数が1.7個であった。花柱下部における花粉管の通過が認められたことが‘弘大1号’の高い自家結実性と関係していると考えられた。 2,花柱誘導組織では、内容物が豊富で小さい細胞が高密度で集合し、その周りを液胞が発達した細胞内容物の乏しい大きい皮層細胞が囲んでいた。花柱誘導組織内を花粉管が伸長するにつれ、誘導組織細胞は液胞が発達し、細胞内容物が減少した。花粉管は、その形態と2層の細胞壁構造から、1層の誘導組織細胞と識別された。 3.‘弘大1号’には、花柱抽出物のウェスタンブロットおよびS-RNaseのcDNAクローニングから二つのS-RNaseの存在が確認され、それらは既に報告されているSaおよびSeと同一であった。 4.‘弘大1号’で発現している二つのS-RNaseの含有量は、自家不和合性品種と同程度であったことから、このリンゴの自家和合性はS-RNaseの消失や極端な量的変化によるものでないことが明らかになった。
索引語リンゴ;自殖;生殖器;組織;細胞;RNA;分解;酵素;DNA
引用文献数34
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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