リン酸緩衝液抽出法による水田土壌の可給態ケイ酸評価法

リン酸緩衝液抽出法による水田土壌の可給態ケイ酸評価法

レコードナンバー652179論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名茂角 正延
橘田 安正
久保 省三
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ73巻・ 4号, p.383-390(2002-08)ISSN00290610
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抄録水田土壌の可給態ケイ酸の形態として、1)リン酸と同様の部位に存在し、土壌溶液中のケイ酸濃度が低下した場合に速やかに溶出してくる交換態ケイ酸と、2)主として鉄およびアルミニウムと結合し、還元あるいはキレート作用によって溶出してくる緩溶性ケイ酸の存在を想定し、リン酸緩衝液を主体とする抽出液による溶出試験を行った。その結果、上記の作業仮説に対応する2種類の可給態ケイ酸評価法を考案した。 1)中性リン酸緩衝液法(PB法):0.02Mリン酸緩衝液(NaH2PO4:Na2HPO4=50:50、pH6.9~7.0)を抽出液とし、土壌1gに対して抽出液10mLを加え、40℃に設定した水槽で5時間抽出する。抽出期間中、0、30、60、120、180、240、300分後の7回、振とう管を横にして左右に10往復振とうする。本抽出法により、可給態ケイ酸のうち、主に交換態ケイ酸を評価することが可能である。 2)中性リン酸緩衝液+EDTA緩衝液法(PBEDTA法):0.04Mリン酸緩衝液(NaH2P04:Na2HP04=50:50)と0.08MEDTA緩衝液(Na2EDTA:Na4EDTA=60:40)を1:1で混合した溶液(pH6.7~6.8)を抽出液とし、PB法と同条件で抽出する。本抽出法により、交換態ケイ酸と緩溶性ケイ酸の合量を評価することが可能である。 3)PB法、PBEDTA法ともに、80℃・30分抽出によって簡易迅速化が可能であると考えられる。
索引語水田土壌;可給態養分;ケイ酸;評価;抽出;リン酸
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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