シクラメンの4x×2xの交雑における四倍体後代の起源

シクラメンの4x×2xの交雑における四倍体後代の起源

レコードナンバー660080論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名高村 武二郎
宮島 郁夫
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 5号, p.632-637(2002-09)ISSN00137626
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抄録シクラメンの4x×2xの交雑において形成される四倍体雑種の起源を明らかにするために、巨大花粉を形成する、または全く形成しない二倍体個体を用いて4x×2xの交雑を行うとともに、巨大花粉形成株の花粉を巨大花粉と通常の大きさの花粉とに分離して交雑に用いた。また、巨大花粉形成株の減数分裂の花粉四分子期を観察し、巨大花粉の起源を調査した。シクラメンの4x×2xの交雑においては、用いた品種に関わらず、二倍体花粉親に巨大花粉形成株を用いた場合にのみ四倍体雑種が得られた。また、巨大花粉形成株の花粉から巨大花粉を分離して用いた場合には、分離しなかった場合よりも多くの四倍体雑種が得られたのに対し、二倍体の通常の大きさの花粉を用いた場合には全く種子が得られなかった。従って、シクラメンの4x×2xの交雑における四倍体雑種形成には、巨大花粉が直接関与していると考えられた。さらに、巨大花粉非形成株では、その花粉四分子期にほとんどの花粉母細胞が四分子を形成していたのに対し、巨大花粉形成株では減数分裂の失敗に起因すると考えられる花粉二分子または三分子が認められ、巨大花粉は非還元性の雄性配偶子であると思われた。本研究の結果、シクラメンの4x×2xの交雑における四倍体雑種形成は、四倍体からの還元性の雌性配偶子と二倍体からの非還元性雄性配偶子との受精に起因することが示唆された。また、巨大花粉の分離、選抜により、4x×2xの交雑において比較的効率よく後代が得られることが示された。
索引語花粉;形成;交雑;性;シクラメン;雑種;分子;分離;還元;大きさ
引用文献数21
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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