密植条件におけるM.9Nagano台木樹‘ふじ’とM.9Nagano/マルバカイドウ(Malus prunifolia Bork.var.ringo Asami)中間台木樹‘ふじ’の生育と果実特性の比較
密植条件におけるM.9Nagano台木樹‘ふじ’とM.9Nagano/マルバカイドウ(Malus prunifolia Bork.var.ringo Asami)中間台木樹‘ふじ’の生育と果実特性の比較
レコードナンバー | 660087 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015006 | NACSIS書誌ID | AN00025257 |
著者名 | 玉井 浩 小野 剛史 小池 洋男 茂原 泉 | ||
書誌名 | 園藝學會雜誌 | ||
別誌名 | 園芸学会雑誌 Journal of the Japanese Society for Horticultural Science | ||
発行元 | 園藝學會 | ||
巻号,ページ | 71巻・ 5号, p.670-674(2002-09) | ISSN | 00137626 |
全文表示 | PDFファイル (440KB) | ||
抄録 | 近年、M.9のウイルスフリー数系統は、世界のリンゴ密植栽培において、わい性台木として最も普及している。M.9Naganoは、ACLSVフリー系統として長野果樹試で育成されたM.9系統の台木である。M.9Naganoを台木と中間台木で用いた‘ふじ’について、その生育、収量並びに生産効率を、有効土層40~50cmのれき質褐色低地土の条件で8年間比較検討した。M.9Nagano台木樹‘ふじ’は、定植後8年目で2×4mの栽植距離にほぼ適合していた。一方、M.9Nagano/マルバカイドウの中間台木樹‘ふじ’は、新梢伸長や幹断面積が大きく、枝葉の過繁茂や着色不良果が観察されて、定植後6年目にして1樹毎に間伐を余儀なくされた。M.9Nagano台木区は中間台木区より生産効率が優れた。定植後8年目の果実品質は、M.9Nagano台木区と中間台木区の間に有意差が認められなかった。以上の結果から、有効土層40~50cmのれき質褐色低地土の条件では、M.9Naganoを台木法で用いた8年生の‘ふじ’は密植栽培(2×4m程度)に適すると考えられた。 | ||
索引語 | 台木;土;条件;系統;目;生育;果実;栽培;生産;効率 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |