映像サンプリングと漁獲調査の組み合わせによる人工魚礁域の底生魚類の魚群量推定
映像サンプリングと漁獲調査の組み合わせによる人工魚礁域の底生魚類の魚群量推定
レコードナンバー | 660316 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00011795 | NACSIS書誌ID | AN10278554 |
著者名 | 藤田 敏彦 北川 大二 神 康俊 奥山 勇作 | ||
書誌名 | 水産工学 | ||
別誌名 | Fisheries engineering | ||
発行元 | 日本水産工学会 | ||
巻号,ページ | 31巻・ 1号, p.7-13(1994-07) | ISSN | 09167617 |
全文表示 | PDFファイル (401KB) | ||
抄録 | 人工魚礁域における魚類の密度や現存量を知ることは、魚礁効果を評価する上で極めて重要である。浅い海域における人工魚礁域では、魚群密度の推定のためにSCUBA潜水による視覚的調査が用いられ、深い海域の人工魚礁でも、近年は潜水艇による観察やROVの映像を利用した視覚的な調査が行われるようになった。しかし、浅い海域や平坦な海底地形の場所と異なり、深い海域でそれらの視覚的調査のみに頼ることは、技術的にも経費の点でも多くの困難を伴うと考えられる。一方、三枚網や底延縄の操業は、水深や海底地形に左右されにくく、深い人工魚礁域においても操業が可能であり、それらの漁具の漁獲効率を求めることによって、漁獲調査結果を魚群量推定に利用することが可能になる。漁具の漁獲効率を求めるためには,実際の魚類の密度を別の方法で知る必要がある。底生魚類の密度を求める最も有力な方法は,写真やテレビなどの映像サンプリングである。映像を利用して魚類の密度を求めた研究例は数多く、船上からワイヤーにより海底直上まで降ろす垂下式のカメラや曳航式のカメラを用いて密度推定が行われている。また、潜水艇からのカメラ映像も利用されている。映像による方法はトロールなどの漁具と比較して、魚に与える影響が少なく調査面積も推定しやすいために、分布密度をより正しく求めることができると考えられる。 | ||
索引語 | 密度;魚礁;調査;人工;魚類;推定;漁獲;海域;魚群;海底 | ||
引用文献数 | 21 | 登録日 | 2011年07月07日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |