岡山県における遊休樹園地の実態と貸借停滞の要因

岡山県における遊休樹園地の実態と貸借停滞の要因

レコードナンバー660570論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005551NACSIS書誌IDAA11377130
著者名山本 晃郎
書誌名岡山県農業総合センター農業試験場研究報告 = Bulletin of the Agricultural Experiment Station, Okayama Prefectural General Agriculture Center
発行元岡山県農業総合センター農業試験場
巻号,ページ20号, p.51-56(2002-07)ISSN13466658
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抄録岡山県の果樹生産について、農家の保育労働力の動向などから脆弱化が進行していることを検証するとともに、今後の生産動向を予測した。また、生産に利用されなくなった遊休樹園地の実態を農協営農指導員へのアンケート調査から明らかにするとともに、流動化を停滞させている要因と流動化促進に向けた課題を摘出した。1.果樹農家は、栽培規模に関わりなく60歳未満の男子専従者を確保している農家が急速に減少し、規模の大きい農家層でも確保率50~60%にとどまる状況にある。2.1990年から1995年の5年間の果樹農家の動向から2015年の将来予測を行った結果、現状が続けば栽培管理できない遊休樹園地が耕作放棄園としてブドウ園を中心に増加を続けると判断される。3.主要果樹にかかる遊休樹園地の多くが耕作放棄園化しており、栽培面積に対する耕作放棄園率は約5.7%また耕作放棄園の60%が植えたままの状態で放置されている。4.農協営農指導員は、遊休樹園地の流動化が進展しない要因として、担い手不足と遊休樹園地の不良化、及び仲介機能の弱さと貸借当事者の契約上の心理的不安の存在を指摘している。そのため、本県の果樹産地における遊休樹園地の流動化対策は、(1)担い手確保への取組み強化、(2)樹園地の生産環境条件の整備促進、(3)耕作者台帳の整備強化による遊休樹園地発生情報の早期把握、(4)遊休樹園地の流動化を円滑に進めるための仕組みづくり(いわゆる流動化調整システムの形成)、(5)客観的な樹園地評価基準の作成の5点である。
索引語樹園地;果樹;農家;生産;要因;動向;栽培;岡山県;実態;促進
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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