鶏におけるカンピロバクター汚染

鶏におけるカンピロバクター汚染

レコードナンバー660685論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名高木 昌美
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ38巻・ p.25-34(2002-10)ISSN0285709X
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抄録カンピロバクターは、元来家畜の流産の起因菌であり、ヒトに対する病原性はほとんど知られていなかったが、1972年、Butzlerらにより、Campylobacter jejuniがヒトの下痢症の原因菌であることを明確にして以来、C.jejuniやC.coliを原因菌とするカンピロバクター感染症や食中毒に対する関心は高まり、発生例や汚染実態が明らかにされる中で、家畜や家禽における保菌状況の把握から、人畜共通感染症(zoonosis)として認識されるに至っている。近年、日本のみならず世界各国において、カンピロバクターは、O-157大腸菌やサルモネラと並んで、最も注目される食中毒原因菌の一つになってきており、その発生は増加の傾向にある。食中毒事例の原因としては、汚染された牛乳や食肉などの食品が挙げられるが、その中でも菌分離率の高さから、「鶏」、特に鶏肉や鶏肉調理・加工品が原因食あるいは二次汚染源として重要視されてきている。しかし、食中毒の原因となった食品からのカンピロバクターの分離率は、他の食中毒原因菌と比べて低く、少量の菌量で発症することも知られている。こうしたカンピロバクター食中毒に対処するためには、生産、処理・加工、流通及び消費の各段階、まさに「農場から食卓まで」の過程におけるカンピロバクターの制御対策を明確にすることが必要となっており、生産現場における実態の把握は、制御対策の第一歩目として重要な課題である。
索引語食中毒;汚染;家畜;ヒト;発生;実態;食品;分離;鶏肉;加工
引用文献数37
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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