植生の異なる実験藻場における生物群集の決定要因

植生の異なる実験藻場における生物群集の決定要因

レコードナンバー660795論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011795NACSIS書誌IDAN10278554
著者名山本 智子
濱口 昌巳
吉川 浩二
寺脇 利信
書誌名水産工学
別誌名Fisheries engineering
発行元日本水産工学会
巻号,ページ36巻・ 1号, p.1-10(1999-07)ISSN09167617
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抄録天然のガラモ場と人工基質上に実験的に発生させた様々な植生の藻場間で生物群集を比較し、その決定要因をなり得る藻場内の環境条件を分析した。天然岩礁上のガラモ場、人工藻場の一定面積に攪乱を与えた混生区、オオバノコギリモクのみを残した単一区、基質上の生物を全て除去した裸地区の各藻場で、以下の点が明らかになった。1)人工基質上の藻場に攪乱を加えることにより、様々な植生の藻場を生じさせることが可能になり、このような藻場が、大型海草が藻場の生物群集に与える影響の調査とその実証研究に有効であることが分かった。2)葉上動物では節足動物のヨコエビ・ワレカラ類が、基質上では二枚貝類が圧倒的多数をしめた。3)葉上動物の現存量が大型海草のサイズや密度、種多様性によって異なっていることから、棲み場所としての構造や食物となる小型海藻の量が重要な決定要因であると考えられた。4)基質上の動物の個体数は、着底に適した裸面の面積によって決まる可能性が高い。5)人工的な藻場を利用することで様々な遷移段階の藻場を比較でき、藻場の生物群集の遷移をより詳しく調査できる。
索引語藻場;生物;群集;植生;要因;人工;動物;面積;調査;葉
引用文献数23
登録日2011年07月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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