大石堰掛吉井地区における取水実態と適正取水量の検討(1)

大石堰掛吉井地区における取水実態と適正取水量の検討(1)

レコードナンバー660895論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002773NACSIS書誌IDAA11577672
著者名阿南 光政
弓削 こずえ
中野 芳輔
ほか2名
書誌名九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
別誌名Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University
発行元九州大学大学院農学研究院
巻号,ページ56巻・ 2号, p.171-178(2002-02)ISSN13470159
全文表示PDFファイル (979KB) 
抄録(1)筑後川中流域大石堰掛かり受益地内から選定した約6haの圃区を対象として行なった水田用水路および排水路の水位連続観測から、天候や稲の生育期別による、水管理の特徴を捉えることが出来た。自記水位計による観測で取水実態が把握可能であることが解かった。また、生育期や水田のロケーションに依存した減水深の変化もとらえることができた。(2)対象地区における水田タンクモデルを構築し、パラメータ最適化手法には大域的探索法のひとつであるSCE-UA法を適用した。SCE-UA法は、アルゴリズムが比較的容解であり、局所解に陥りにくくまた初期値への依存性もなく、タンクモデルパラメータ同定法としての有効性を確認した。モデルは、降雨時においては実測値と良い一致が認められたが、晴天時における再現性が不十分であった。人為的な用水操作がなされた場合に計算値と実測値との誤差が生じている。(3)モデルを用いて対象地区における取水量が変化した場合の湛水深シミュレーションを行った。シミュレーション結果からは、取水量を現状の80%以下に落すと十分な湛水深を保つのは困難となることが予測でき、対象地区の現状の取水量は妥当な量であると考えられる。しかし今後農業従事者の高齢化、少数化が進んだ場合、現状以上の水量が必要となってくる可能性がある。
索引語取水;モデル;水田;実態;水位;観測;生育期;パラメータ;湛水;シミュレーション
引用文献数2
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat