サツマイモ(Ipomoea batatas Poir.)のスクロースとデンプン含量の日変化ならびにこれらの含量に及ぼす生育後期の夜間地温の影響

サツマイモ(Ipomoea batatas Poir.)のスクロースとデンプン含量の日変化ならびにこれらの含量に及ぼす生育後期の夜間地温の影響

レコードナンバー660919論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名加納 恭卓
間野 修一郎
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ71巻・ 6号, p.747-751(2002-11)ISSN00137626
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抄録サツマイモ(Ipomoea batatas Poir.)を圃場と夜間の地温を低温、高温および適温に制御した箱で栽培した。圃場のものは、9月27日の5時、11時、17時および23時に掘り上げた。各時刻の植物体の総新鮮重は、7250g、7800g、10650g、7666gであった。茎中のスクロース含量は5時には44.5mg・g-1DWで、その後、漸増し23時には72.0mg・g-1DWと最大となった。塊根中でも5時に54.9mg・g-1DWと最も小さく、その後、増加し23時には82.2mg・g-1DWと最大となった。塊根中のデンプン含量は、5時に312.8mg・g-1DWと最大で、11時に253.2mg・g-1DWと最小となった。これらの結果から、塊根では夜間にスクロースよりデンプンが活発に合成されるものと考えられた。夜間の地温が茎および塊根中の糖およびデンプン含量に及ぼす影響を調査した結果、茎中のスクロース含量は対照区、低温区で大きく、高温区で小さくなった。塊根中のスクロース含量は、高温区で103.9mg・g-1DWと大きく低温区で76.4mg・g-1DWと小さかったのに対し、デンプン含量は低温区で251.2mg・g-1DWと大きく、高温区で192.3mg・g-1DWと小さくなった。また、塊根の皮色は低温区で最も鮮やかになった。これらの結果から、夜間の地温を低温に保持することによりスクロースよりデンプンが活発に合成される結果、塊根中のデンプン含量は高くなり、皮色が鮮やかで粉質の高品質の塊根が形成されるものと考えられた。
索引語塊根;デンプン;低温;夜間;地温;高温;茎;サツマイモ;圃場;皮
引用文献数22
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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