キュウリ催芽種子幼根の組織活性および生長に及ぼす高温の影響
キュウリ催芽種子幼根の組織活性および生長に及ぼす高温の影響
レコードナンバー | 660929 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015006 | NACSIS書誌ID | AN00025257 |
著者名 | 壇 和弘 今田 成雄 | ||
書誌名 | 園藝學會雜誌 | ||
別誌名 | 園芸学会雑誌 Journal of the Japanese Society for Horticultural Science | ||
発行元 | 園藝學會 | ||
巻号,ページ | 71巻・ 6号, p.805-811(2002-11) | ISSN | 00137626 |
全文表示 | PDFファイル (1699KB) | ||
抄録 | キュウリ催芽種子を用いて、TTCによる幼根部の染色程度と高温処理後30℃に2日間置いた後の幼根長を測定することにより、高温耐性獲得のための前処理条件について調査した。催芽種子を30、35、37.5、40、42.5および45℃で2時間処理した。45℃・2時間処理した催芽種子では幼根部の染色および高温処理後30℃に2日間置いた後の幼根伸長が顕著に抑制され、幼根が高温により著しくダメージを受けた。次に、45℃・2時間処理を行う前にあらかじめ催芽種子を30、35、37.5、40、42.5および45℃で2時間前処理した。37.5および40℃の前処理を行った区では、45℃・2時間処理によって受ける幼根のダメージが著しく軽減された。また、37.5および40℃で30分以上の前処理を行うと45℃・2時間処理によって受ける幼根のダメージが軽減された。これらの結果より、あらかじめ37.5および40℃で30分間以上の前処理を行うことにより、その後の高温に対する耐性が獲得されることが明らかになった。また、TTCによる幼根の染色や高温遭遇後の幼根の伸長量測定は、高温障害の判定に有効であると考えられた。 | ||
索引語 | 根;高温;処理;芽;種子;前処理;染色;キュウリ;耐性;伸長 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |