小川学参林とその近辺の天然落葉樹林でマレーズトラップによって得られた社会性カリバチ類の種構成と季節消長
小川学参林とその近辺の天然落葉樹林でマレーズトラップによって得られた社会性カリバチ類の種構成と季節消長
レコードナンバー | 661115 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00010758 | NACSIS書誌ID | AN10164318 |
著者名 | Totok M.U. 牧野 俊一 後藤 秀章 | ||
書誌名 | 森林総合研究所研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute | ||
発行元 | 森林総合研究所 | ||
巻号,ページ | 1巻・ 2号, p.135-139(2002-10) | ISSN | 09164405 |
全文表示 | PDFファイル (62KB) | ||
抄録 | 関東北部の3つの落葉天然林(標高660~750m)で、飛翔昆虫採集用のマレーズトラップを用いて2年間にわたり社会性カリバチを採集した。採集は5月から11月まで行い、これはハチの活動期をほぼ完全にカバーする。2年間にスズメバチ亜科、アシナガバチ亜科それぞれ8種と2種が採集された。もっとも多く採集されたのはクロスズメバチVespula flaviceps、シダクロスズメバチV. shidai、およびキイロスズメバチVespa simillimaであり、これら3種で社会性カリバチの採集個体数の80~90%をしめた。種構成には3林分で大きな違いは見られなかった。シダクロスズメバチとキイロスズメバチでは越冬明け女王が5月から8月はじめまで採集され、8月以降はワーカーが採集された。7月終わりから8月はじめにかけて採集される越冬明け女王は、なんらかの原因で自巣をうしなったか、あるいは巣の創設に失敗した個体である可能性を議論した。 | ||
索引語 | 採集;種;落葉;個体;越冬;季節;消長;天然林;標高;ハチ | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |