クワ園におけるヒメハナカメムシ類の個体群密度と種構成の季節的変動

クワ園におけるヒメハナカメムシ類の個体群密度と種構成の季節的変動

レコードナンバー661286論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名柿元 一樹
井上 栄明
吉田 龍実
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ46巻・ 4号, p.209-215(2002-11)ISSN00214914
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抄録クワ園におけるヒメハナカメムシ類およびクワアザミウマの個体群密度の季節的変動を調査した。クワ園において、ヒメハナカメムシ類の初発生はクワアザミウマの発生よりもやや遅く、成虫は5月中旬~下旬、幼虫は5月下旬~6月上旬であった。その後6~9月のヒメハナカメムシ類とクワアザミウマの個体群密度のピーク時期はほぼ一致していた。クワの新梢間におけるヒメハナカメムシ類の分布様式は、成虫では個体を単位としたランダム分布、幼虫では個体を単位とした集中分布の場合と一致した。一方、クワの葉間におけるクワアザミウマの分布様式は、成虫では個体を単位とした集中分布、幼虫では集団を単位とした集中分布の場合と一致した。クワ園におけるヒメハナカメムシ類の種構成とその季節的変動を調査したところ、年次や季節により優占種が異なっていたものの、ナミヒメハナカメムシ、コヒメハナカメムシ、タイリクヒメハナカメムシの3種が常に混発していた。これらヒメハナカメムシ類3種のクワアザミウマ2齢幼虫に対する1日当たり捕食量は、雌成虫が約33頭、5齢幼虫が約26頭、3齢幼虫が約21頭で、種間で有意な差は認められなかった。以上の結果から、3種のヒメハナカメムシ類はクワ園において有力な捕食性天敵であると考えられた。
索引語クワ;カメムシ類;種;幼虫;分布;成虫;単位;個体群;密度;変動
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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