リンゴ園土壌の速度論的解析法による窒素無機化特性に関する研究(1)

リンゴ園土壌の速度論的解析法による窒素無機化特性に関する研究(1)

レコードナンバー661360論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015682NACSIS書誌IDAN0000959X
論文副題無機化特性値の解析と無機化量の推定
著者名佐藤 善政
船山 瑞樹
書誌名秋田県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Fruit-Tree Experiment Station
発行元秋田県果樹試験場
巻号,ページ28号, p.11-21(2001-11)ISSN03853152
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抄録県内のリンゴ園土壌の窒素無機化特性値を解析するとともに,1993年から1995年の地温をもとに推定した無機化量と時期別無機態窒素含量の関係を検討した.1.窒素無機化特性値 可分解性有機態窒素量N0は,黒ボク土では乾土100g当たり9~23mgNで多く,灰色低地土,グライ土では6~9mgN,礫質褐色森林土では5mgN程度で少なかった.25℃無機化速度定数kは,礫質褐色森林土で0.007day-1で高かったが,それ以外の土壌では0.002~0.006day-1で土壌分類による違いは明確でなかった.見かけの活性化エネルギーEaは,表層腐植質多湿黒ボク土と表層多腐植質黒ボク土で17300~19900cal・mol-1で他の土壌に比較して低い傾向があった.それ以外の土壌では22900~30800cal・mol-1であった.2.推定窒素無機化量 県南6園の4月1日から10月1日までの推定窒素無機化量は,10a深さ30cm換算で1993年5.6~11.5kgN,1994年9.2~15.2kgN,1995年7.8~14.0kgNで,7月上旬から急激に増加する様相を示した.4月1日から10月1日までの推定量のうち7月1日から9月1日までに50~60%が,9月1日から10月1日までに12~17%が無機化すると推定された.黒ボク土で無機化量が多く,褐色森林土,灰色低地土では少ない傾向が示された.3.時期別推定窒素無機化量と時期別無機態窒素量の関係 7月1日から9月1日までの各期間の推定窒素無機化量と9月の無機態窒素量との間には正の相関が認められる傾向があった.7月と8月の平均土壌水分張力(pF値)と7月1日から9月1日までの推定窒素無機化量を説明変数として3か年の9月の表層・次層合計無機態窒素量の説明が可能か重回帰分析により検討した結果,次の重回帰式により二つの要因とも有効であると判断された.Y=3.5**X1+2.0**X2-10.0 R=0.896** Y:9月の表層・次層合計の9月無機態窒素量(kgN/10a) X1:深さ30cmの7月,8月の平均土壌水分張力(pF値) X2:0~30cm土壌の7月1日~9月1日の推定窒素無機化量(kgN/10a)
索引語窒素;無機化;推定;土;土壌;特性;黒ボク土;解析;時期;森林
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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