種々の刺激により活性化されたブタ卵の前核移動と細胞骨格構造

種々の刺激により活性化されたブタ卵の前核移動と細胞骨格構造

レコードナンバー661580論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名鈴木 裕之
桧垣 則子
豊川 好司
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ19巻・ 3号, p.96-103(2002-10)ISSN13417738
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抄録多くの物理化学的刺激により卵の活性化が誘起される。本研究では、種々の刺激により活性化されたブタ卵の前核形成率と細胞骨格構造の変化を検討した。44‐60時間体外成熟されたブタ卵を2連続電気パルス(EP、150V/mm、60μsec、1sec間隔)、エタノール(7%、5min)、カルシウムイオノフォアA23187(CaA、50μM、2min)、シクロヘキシミド(CHX、5μg/ml、6hrs)または6-ジアミノピューリン(DMAP、2.5mM、4hrs)のいずれかの処理で活性化した。EPにより最も高い活性率が得られた(97%)。CaAとDMAP(それぞれ74%と83%)はエタノールとCHXに比べ比較的多くの卵を活性化した(それぞれ55%と41%)。CHXとDMAP処理により、卵の細分化が有意に増加し(それぞれ65%と82%)、極体放出が抑制された。EP、エタノールまたはCaAで活性化後に、前核形成卵は前核を含む微小管が豊富な領域を有していた。そして、同じような領域がマイクロフィラメントによって囲まれていた。しかし、CHXとDMAPで活性化された卵では微小管とマイクロフィラメントの豊富な領域が同調して形成されていなかった。本研究の結果から、タンパク質合成ならびにリン酸化阻害剤による活性化は卵の細胞骨格の分布や機能に、EP、エタノール、CaAによる処理と異なる影響を及ぼし、その結果前核の移動が阻害され、細分化する卵の割合が増加することが示唆された。
索引語卵;活性化;核;エタノール;刺激;ブタ;細胞;形成;処理;移動
引用文献数31
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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