高コレステロール負荷ラットの血清および肝臓中の脂質濃度に及ぼす泡盛粕給与の影響

高コレステロール負荷ラットの血清および肝臓中の脂質濃度に及ぼす泡盛粕給与の影響

レコードナンバー662253論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015170NACSIS書誌IDAN00250548
著者名野原 敏次
上地 俊徳
小倉 剛
ほか4名
書誌名琉球大学農学部学術報告 = The science bulletin of the College of Agriculture, University of the Ryukyus
別誌名The science bulletin of the Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus
発行元琉球大学農学部
巻号,ページ49号, p.189-197(2002-12)ISSN03704246
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抄録未利用資源である泡盛粕を機能性食品あるいは家畜、ペットなどの動物用飼料源として広く活用するための基礎的知見を得るために、脂肪肝モデルラットに泡盛粕添加飼料を給与し、その発育、血液および肝臓脂質濃度に及ぼす影響を検討した。6週齢Wistar系雄性ラットに高コレステロール食を2週間給与し、脂肪肝モデルラットを作製した。次に、このラットを基本食を給与する対照群、基本食に泡盛粕をそれぞれ2.5、5および10%添加した飼料を与える3試験群、計4群を設定し、各飼料で30日間飼育した。この他に、44日の飼育期間中、基本食のみを給与した基本群も設定した。増体重で対照群と比較すると、泡盛粕2.5%および5%群において有意ではないが高い値を示した。しかし、10%群では逆に低い値を示した。摂食量は泡盛粕2.5%および5%添加群が対照群に比べて有意に高い値であった。血清脂質濃度において、いずれの測定項目にも有意な変化はなく、総コレステロールが泡盛粕5%添加群で対照群より若干低い値を示した。試験群の肝臓の色調については対照群のラット全てに明らかな白褐色化が観察されたのに対し、泡盛粕添加群では基本群と大差のない色調を呈する例が多かった。肝臓脂質濃度はバラツキが大きいため有意差は認められなかったが、泡盛粕添加群は対照群に比べても低い値を示した。これらの結果は、肝臓の組織学検査で泡盛粕添加群に脂肪滴の数的減少および縮小化傾向が見られたことに一致していた。以上のことから、泡盛粕には高コレステロール負荷ラットの肝臓脂質濃度を低下させる作用を有していると示唆された。
索引語ラット;添加;脂質;濃度;コレステロール;飼料;脂肪;負荷;血清;肝
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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