シラス水田におけるかんがい水含有窒素の低減化

シラス水田におけるかんがい水含有窒素の低減化

レコードナンバー670527論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007900NACSIS書誌IDAN00039830
著者名上薗 一郎
長友 誠
上之薗 茂
ほか2名
書誌名鹿児島県農業試験場研究報告
別誌名Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo kenkyu hokoku
Kenkyu hokoku
Bulletin of the Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo
Bulletin of the Kagoshima Agricultural Experiment Station
発行元鹿児島県農業試験場
巻号,ページ31号, p.31-37(2003-03)ISSN03888215
全文表示PDFファイル (840KB) 
抄録鹿児島県は、畜産をはじめ露地および施設野菜、茶および果樹等の永年作物の栽培が盛んで、畜産廃棄物および農耕地から流亡した肥料成分によって、河川の水質が汚染されている。一方、水稲は湛水という特殊な環境で栽培するため、ダム機能、脱窒など、環境保全および浄化に貢献する機能を兼ね備えていることが知られている。そこで、本県に広く分布するシラス水田の環境負荷成分の浄化能を把握するために、かんがい水に含まれる硝酸態窒素が普通期水稲栽培期間中にどの程度浄化されるかについてのモデル試験を実施した。かんがい水に含まれる硝酸態窒素は水稲体に約25%が吸収され、脱窒および揮散によって55%がガス化した。水稲の生育時期別による浄化能(水稲体吸収+ガス化)は、植付け期から幼穂形成期までの生育前半に比べ、幼穂形成期から黄熟期の生育後半が高かった。以上の結果から、シラス水田において、かんがい水に含まれる硝酸態窒素は普通期水稲栽培期間に約80%浄化され、水稲生育後半での浄化能が高いことが明らかになった。
索引語水稲;浄化;かんがい水;窒素;栽培;生育;水田;硝酸;畜産;成分
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat